今日本でも*シェアリングエコノミーという考え方が広く知られるようになりました。食事のデリバリーサービスや車のシェアサービスなど身近なものがどんどんシェアされ、利用者とサービス提供者があらゆる面でマッチングされることで、地域に眠っていた資源を積極的に活用することができるため、これからの時代に注目されているビジネスモデルです。
▲シェアリングエコノミーとは、ヒト・モノ・場所・乗り物・お金など、個人が所有する活用可能な資産を、インターネットを介して個人間で貸し借りや交換することで成り立つ経済の仕組みのことです。
そしてここ幕張ベイタウンでも新しい取り組みが始まろうとしています。*ヘルパーリンクは、地域の「人」という資源を生かして日常生活や暮らしの中でサポートを必要としている人と、自分の空いた時間で仕事ができる働き手をマッチングさせ、地域の課題を地域で解決させていくことを目的としたマッチングサービスを展開しています。
どんな場面で使えるサービスか、いくつか例を挙げてみましょう
【お買い物の付き添い】
高齢者世帯で、普段は家族が必要な食材を買ってきてくれたり一緒に買い物に行ってくれてているけど、急遽予定が入ってしまい買い出しに行くことができない。そんなとき、ヘルパーリンクに登録しているサポーターへ買い物の付き添い、もしくは買い物のお願いを依頼することができます。

▲買い物のお願いや動向などニーズに合わせて利用OK
【エアコンのお掃除】
これからの季節、エアコンは大活躍!ですが、年に1度はクリーニングが必要ですよね。頑張って手の届くところは自分でモップなどでできても、中のフィルターなどはなかなか素人ではできません。気軽にエアコンお掃除をお願いしようと思ってもどこに依頼していいかわからないといったとき、エアコンやハウスクリーニングが可能な業者や人が簡単に見つかります。

▲素人ではなかなか掃除しにくいエアコンクリーニングも依頼可能
そのほかにも、病院の付き添い、部屋の掃除、イベント事に参加する際の同行など。地域の住人や事業者がサポーターとなって、様々な生活に必要なサービスを依頼することが可能です。
一般的なマッチングサービスとの一番の違いとしては、利用者のメインのターゲットを地域に住む高齢者であったり、その日に必要な人材をすぐにでも確保したい高齢者施設などに置いている点です。
若い世代であればスマホやPCで様々なサービスを利用することができますが、高齢者世代に関してはなかなかハードルが高くなっています。そのため、ケアマネジャーや民生委員との連携によって、年齢問わずどの世代でもサービスを利用することができます。
「地域のために何かしたい」「ちょっとした空き時間に仕事として何かしたい」
このような方は、登録サポーターとして自分の力や経験を発揮することが可能です。基本的には、何らかの資格を保有していなくてもサポーターとして貢献できる点も魅力的ですね!若い世代であっても、現役を引退したシニア層の方であっても、サポーターそれぞれが自分にできることを地域のために役立てることができるため、これからの高齢化社会において非常に重要な役割を果たしていくことでしょう。